白ドラと呼ばれる、1986年にハドソンから発売されたドラえもんのファミコン用ソフトがあります。また、ゲームをRTA(リアルタイムアタック)で遊んでいるプレイヤーたちが集まって優勝を競う大会のことを並走会と呼んでいます。
今回は、定期的に開催されている白ドラ並走会のデータをまとめるWebサイトを実装しました。
作るに至った流れ
白ドラ並走会の参加者がホームページを作りたいと言ったのがきっかけです。それまで並走会は何度も開催されていたのですが、走者の記録は有志の方がGoogleスプレッドシートに記録しているだけでした。スーパーファミコン用ソフトのスーパーマリオカートなど有名なゲームには大会用のWebサイトがあり、そこに走者の情報やレースのタイムの記録が記載されていて誰でも閲覧できるようになっています。白ドラ並走会もそれと同じようにWebサイトに記録を残して閲覧できるようにしたいということです。私は精神疾患で療養中なこともあって時間に余裕があったので、リハビリも兼ねてプログラマーとして参加しました。
開発環境
- Windows10
- WSL2
- Ubuntu22.04
- Laravel10
- MySQL
- Bootstrap5
Webサイトの記載情報
白ドラ並走会Webサイトには以下のページが存在します。
- トップページ
- 過去の並走会
- 走者データ
トップページ
トップページには並走会の開催時期や開催された並走会の優勝者が誰だったか、などのニュースが記載されています。
過去の並走会
過去の並走会ページには、過去に開催された並走会の参加人数、開催日、優勝者の情報が記載されています。
詳細ページに遷移すると、配信ダイジェストと各ラウンドごとのステージと走者のタイムが記載されています。
走者データ
走者データのページには今まで並走会に参加したことがある走者の参加回数や決勝進出回数、優勝回数、各ステージのベストタイムが記載されています。
詳細ページに遷移すると、走者の配信しているサイトとSpeedRun.comのリンク先や、参加した並走会のラウンドごとのステージとタイムが記載されています。
このWebサイトのメリット
このサイトを作ることによって、誰でも白ドラ並走会の情報を見ることができます。さらに、RTAイベントを開催する人々に定期的に活動しているアピールができることもメリットの一つです。アピールすることでRTAイベントに採用されやすくなるかもしれません。
また、このサイトをひな型として、設定ファイルを変更したりソースコードに軽いカスタマイズを加えるだけで他のゲームの並走会のサイトも運用できるようになります。実際にノンタンといっしょくるくるぱずるというゲームの並走会サイトも白ドラ並走会のサイトをひな型にして運用されています。
感想
このサイトを実装するうえで初めてLaravel10を触りましたし、退職してから初めて複数人で実装するプロジェクトだったので新鮮な感覚で挑めました。今まで個人で実装してきたWebサイトと違って明確に利用者がいるWebサイトだったので実務のように緊張感を持てましたし、実装にも苦労しましたがすごく勉強になりました。
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