私自身がうつ病、双極性障害で障碍者手帳2級を持っています。YouTubeで自分の病気について調べているときに、リハビリとして朝散歩やポジティブ3行日記を書くといいと聞いたので、それを記録できるアプリを自作することにしました。kiboomでは起きた時の気分、天気、朝散歩の有無、今日やったことを3行分、その他の項目を入力することができます。
作ろうと思った理由
YouTubeでチャンネル登録者数49万人を超える精神科医の樺沢紫苑先生曰く、朝散歩とポジティブ3行日記がメンタル疾患を回復させる手助けになるそうです。朝散歩は起きてから1時間以内に散歩することによってセロトニンの分泌を活性化させ、日光を浴びることによって体内時計をリセットできる効果があるそうです。
メンタル疾患の患者は今日○○できなかった、100点満点に回復できなかったことなど、マイナスな点ばかりを見つけてしまいがちで、本当は昨日よりも1点でも良くなった部分があるはずなのにその部分を見つけられないことが回復への妨げになっています。ポジティブ3行日記は、今日良かったポジティブな物事をアウトプットすることによって、減点方式の考え方から良かった点を見つけることのトレーニングとなるそうです。
それらのメンタル疾患から回復の手助けとなるトレーニングを簡単に記録できる媒体があればいいなと思い、今回のアプリを作るに至りました。
開発環境
- Windows10
- WSL2
- Ubuntu20.04
- Laravel8
- MySQL
- Bootstrap5
アプリの使用方法
下記の手順で記録を取ることができます。
- 会員登録する
- ログインする
- 画面右下の+ボタンをクリックする
- 今朝の気分、今朝の天気、麻散歩の有無、今日の出来事を最大3つ、その他の項目を入力
- 保存する
※今日の分の日記を書けなかった場合、次の日になってから前日の日記を新規に書くことはできません。
このアプリのメリット
Webブラウザで動作するアプリケーションなので、アプリをダウンロードする必要もないし、日記帳などの紙媒体を用意しなくて済む点がメリットだと思います。また、今日の分の日記を書けなかったとして次の日に前日の分の日記を書けなくなることはデメリットではなく、あとから日記を振り返った時に書いていない日があったという記録として振り返ることができます。
改善点
今朝の気分や今朝の天気は起床してからすぐに入力したい項目ではありますが、今日の出来事を一つでも入力しないと未入力としてエラーになるので、寝る前に入力したほうがいい仕様となっています。起床したときと寝る前で項目を分けて入力できればより使いやすいアプリケーションになると思います。あと、過去の日記をグラフなどで統計的に観察できる機能があれば、より振り返りが捗ると思います。
感想
実際に実装して私自身が使用していますが、簡単に記録ができるので良いアプリケーションなのかもしれないと感じています。記録できていない日が何日か空いていると、忘れていたんだなとか、書く気力すらなかったんだなと振り返れます。逆に書いている日が続いていると、モチベーションを高く持っていた日が続いていたんだなと振り返れます。こういった振り返りができている時点で十分作った意味があったと思います。
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