Lethal League BlazeっていうCoolなゲームを過去に紹介したのですが、実際に初めてみた初心者に対して上達するコツはひたすらプレイすることだ!って言うのは酷だと思ったのでLethal League Blaze Cheap Angle Simulatorというシミュレータを作ってみました。
作ろうと思った理由
上記で言ったように、死んで覚える、負けて覚えるといったプレイ時間に物を言わせる練習法も多少理解できますが、もうちょいスマートな方法がないのか?と思ったことがきっかけになります。各キャラクターが打ち出すボールの角度のパラメータは決まっているので、それを把握した状態で練習したほうがより身に付くのではないでしょうか?パワプロで相手投手の変化球のパラメータを把握してバッティングしたり、ポケモンの特性や技構成のテンプレートから相手の戦術を予想したりするように。
せっかく面白いゲームがあるって紹介したのに、沼に沈めるだけ沈めるのはもったいないというか、より沼に沈む方法を提供しますよということです。
開発環境
- Windows10
- VirtualBox
- Ubuntu16.04
- p5.js
p5.jsはProcessingというJavaベースのプログラミング言語をJavascriptベースにしてブラウザ上で動かすことができるライブラリになります。
操作方法
この章の最下部にこのシミュレータの説明動画を掲載しているので、そちらを確認してください。簡単に述べると以下のようになります。
- 打つ側と受ける側のキャラクターを上部プルダウンから選択
- 打球の開始地点を画面中央のボールをドラッグアンドドロップで決定
- 打球方向を下部右側の矢印で選択
- 検証したい打球角度を下部左側のボタンから選択
- 再生ボタンで打球を再生して一時停止
- 受ける側の当たり判定をドラッグアンドドロップで移動
- 検証
- 停止ボタンでリセットし、手順1に戻る
※UP=上、GD=地上下、AD=空中上、SM=スマッシュ、SF=スパイク前、SB=スパイク後
シミュレーターのメリット
このシミュレータを使うことによって、相手がボールを打ち出す角度を予想できるのでそれを把握していれば実際のゲーム上での立ち回りが上手くなります。例えば、相手が地上にいるときにボールを打ち出す角度の選択肢として、地上下、ストレート、上があります。角度を把握できてないときはこの3択を勘で処理しないといけないですが、把握できている場合は3択の交点で待っていれば全ての選択肢に対して一つの行動で対応できます。つまり無駄な動きをしないで済むので隙が生まれにくくなります。
これらの各キャラクターの角度を把握することでよりスマートに上達が見込めると考えています。
改善案
スマホのブラウザで使用すると処理が重くなったり、p5.jsに搭載されている物理演算ではこれ以上ボールのスピードを出すと壁を貫通してしまうので、p5.jsではなく他のゲーム用のJavascriptエンジンやUnity、Unreal Engineを使って作り直したいなと思っています。UIもわかりやすくシンプルにしたいです。
感想
実際にゲームのプレイヤーに利用してもらったこともあって、作り甲斐があったなと思いました。要望も寄せられているのでそれに応える形でアップデートしていきたいです。
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